慶文社は、多くの人に役立つ病院広報誌を模索し続ける編集プロダクションです
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病院広報誌マニュアル
第7回 自慢話はするな!

病棟を改装した、新しい機械を入れた、病院機能評価の認定を受けた……どれも、患者さんに知らせるべき情報です。しかし、一歩間違えるとただの病院自慢になってしまう危険性を持っています。

他人の自慢話を喜んで聞く人はいません。伝え方を間違うと、大切な情報であるはずのものが、患者さんにそっぽを向かれてしまいます。自慢話にならないようにするためには、いったいどのような点に気をつけなければならないのでしょうか。

患者さんにとってのメリット・デメリット
〜自慢話に聞こえるのは、患者さんを見ていない証拠

「当院では、電子カルテを導入し、会計の待ち時間が大幅に短縮されました。電子カルテとは……」。この情報の中で、患者さんにとって大切なのは、待ち時間が大幅に短縮されたことです(もちろん、そのほかにもさまざまなメリットが考えられます)。電子カルテを導入したことではありません。

ところが、病院側には「これだけの設備を導入したんだ。すごいだろう」という意識があり、どうしても設備の説明をしたがる傾向があります。患者さんにしてみれば、電子カルテを導入しようがしまいが、待ち時間が短縮されたり、より質の高い治療を受けられればいいのです。

ある病院では、患者さんの待ち時間短縮のために、徹底した業務の効率化を進めるトヨタ方式を導入しました。購入したのは、棚やラベル程度。それだけで、待ち時間が短縮されたそうです。こちらの方が、よっぽど患者さんも感心するのではないかと思います。せっかくの情報も患者さんの立場で考えなければ、ただの設備自慢になってしまいます。

忘れてはいけないのは、患者さんにとって、どういうメリット・デメリットがあるのかということです。病院広報誌の目的は、患者さんに必要な情報を伝えるということなのです。

 

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