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病院広報誌マニュアル
第6回 笑顔が人をひきつける

家電量販店で、商品についての説明を聞きたいなと思ったとき、笑顔の店員さんと無愛想な店員さんのどちらに話しかけますか?

病院を選ぶとき、病院広報誌に笑顔の医師の写真が掲載されている病院と、怖そうな医師の写真が掲載されている病院のどちらにしますか?

笑顔は、人に安心感を与えます。そして、患者さんが病院に求めているのは安心感です。病院のことを広く知らせるという役目を持っている病院広報誌に、笑顔の写真がないのでは意味がありません。

できるだけ多くの笑顔の写真を
〜新しい設備の写真よりも重要

情報は、「だれが話したのか」によって、受ける印象が大きく変わります。同じ病気解説の記事でも、医師の写真とプロフィールがついていることによって、信頼性が高まります。そして、その医師が笑顔であれば、「この先生に診てもらえば安心」と思うのです。

患者さんが安心するような笑顔の写真というのは、どのようなものなのでしょうか。

それは、「自然な笑顔」です。作り笑顔ではいけません。写真を撮られ慣れていない人がカメラ目線で作り笑顔をすると、ひきつった笑顔になりがちです。撮影のときには、だれかと会話をしてもらい、その中で生まれた笑顔を撮影するようにしましょう。

背景の演出も大切です。顔を引き立たせるために無地の壁を背景にしたり、診察している雰囲気を出すために診察室の椅子に座ってもらったりということが考えられます。注意しなければならないのは、余計なものが写らないようにすること。後ろの壁に、変わった雰囲気のカレンダーがかかっていると、そちらの方に目がいってしまいます。

CTやMRIといった医療機器の写真は、どこの病院も同じです。「この病院ならでは」という安心感を与えられるのは、病院で働いている職員の笑顔なのです。