表紙・院長の挨拶。2ページ目・医師の挨拶。3ページ目・看護師の挨拶。4ページ目・連携している診療所の医師の挨拶。延々と挨拶が続いて、まるで学校の卒業式のようです。来賓の挨拶、校長の挨拶、在校生の挨拶。たとえどんなに感動的で、ためになる内容であったとしても、だれも聞いていなかったはずです。
病院広報誌も同じです。「これから、この病院は飛躍する」「現在の医療をとりまく環境は……」「病院開設当時の苦労話」なんて挨拶は、患者さんは求めていません。求めているのは、「安心できる病院なのか」「どんな治療を受けさせてくれるのか」「どうしたら病気を防げるのか」といった情報です。
病院広報誌の良し悪しを決める核となるのは、内容です。安易に各部署の責任者の挨拶で誌面を埋めるのではなく、どのような情報を提供しなければならないのかを、しっかりと吟味しましょう。
患者さんのための病院広報誌を〜実際の患者さんをイメージする
院長の挨拶がだめというわけではありません。優しそうな院長の人柄が伝われば、患者さんも安心して治療を受けることができます。しかし、「我が病院は、昭和40年に開設し、地域医療の中核を担う病院として……」という挨拶文のどこに院長の人柄が表れているのでしょうか。
まずは、患者さんが何を知りたいのかを考えてください。1人の通院中の患者さんをイメージしてみてください。実際の患者さんであれば、ベストです。その患者さんが、通院する様子をシミュレーションしてみましょう。
・診察までの待ち時間が長いけど、なんとかならないのか ・担当の先生は若いけど、頼りになるのか ・検査をするって言っていたけど、どんな検査なのか、危険はないのか ・食事制限があるけど、少しくらいなら食べても大丈夫だろう ・リハビリなんて、やらなくてもそんなに変わらないんじゃないのか
患者さんは、多くの疑問や不安、不満を持っています。しかし、それに答えてくれる人はいません。時には、自己流の間違った解釈をしている人もいます。
「待ち時間が長い」という不満を持っている患者さんには、「診療予約の説明」や「病診連携の案内」といった情報を提供することができるかもしれません。「担当の先生は頼りになるのか」という不安を持っている患者さんには、その医師による病気の解説記事で、安心感を与えられるかもしれません。
病院広報誌は、「患者さんが必要としている情報を提供できる力」を持っているのです。それを、挨拶ばかりに使うのはもったいないと思いませんか?
当社制作の病院広報誌をご覧になりたい方は、こちらでお申し込みください。無料で送付いたします。