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札幌で生きる〜フリーライターという仕事
第3回 ライターは職人

以前、新聞で、札幌で活躍しているライターの数を確か400〜500人ほどの数字で示していた。予想を越えた大きな数字に驚きながら、私や友人のライターさんたちは、いつカウントされたのだろうと疑問に思った。ライターという職業をどこかに登録した記憶もないので、何を根拠に人数を算出したのかわからないが、ライターという職業で生計を立てている人は札幌にどのくらいいるのだろうか?

ライターになるには試験も資格もいらない。加入しなければならないような組合や団体もない。だから、なろうと思えば誰でもライターになれる。しかし、職業として、生計を立てるのは難しい。

フリー時代に、パソコンを購入したいと大手電気店を訪れた時のことだ。「会社員であれば問題ないんですが、フリーライターの方のローンはちょっと・・・・・・」と断られた。当時パソコンはまだ高額だったので、私には現金一括で購入することができなかった。腹立ちと諦めの両方の気持ちで電気店を後にしたが、この出来事は、フリーライターという職業の社会的地位の低さを示していると私は理解した。

しかし、私は、他人の意見や見聞を「正しく解釈し、わかりやすい文章にする」ライターは、「職人」という領域にある立派な職業だと思っている。ところが、ライターを名乗っていても、職人的なライターはそう多くはない。