慶文社は、多くの人に役立つ病院広報誌を模索し続ける編集プロダクションです
病院広報誌制作
広報誌制作
会社案内
その他
 
有限会社 慶文社
TEL 011-826-5141
FAX 011-826-5142
 
〒001-0901
札幌市北区新琴似
1条7丁目1-16
札幌で生きる〜フリーライターという仕事
第10回 原稿を第三者に読んでもらおう

ライターを志していると、自分の文章がプロとして通用するかどうか知りたくなる。しかし、基準になる資格も検定もないし、自分自身で評価するのも難しい。

そこで、原稿を「第三者」に見てもらうことをおすすめする。第三者には「いつも笑顔の優しい友人」を選ぶのではなく、辛口の家族や親戚がいい。「辛口の読者代表」として、率直な意見を述べてもらう。

私は新人のころ、3つ年下の妹に原稿を見てもらった。妹は書く仕事とは無縁の銀行員で、芸能ネタが大好きなミーハー主婦である。文章の書き方に関するノウハウは持ち合わせていないが、“辛口主張派”なので、適任だった。「ハーブの効用なんかより、普段使う香辛料の効用が知りたい」「ところで、有機野菜って何?」という具合だ。読んで意味がわからなかったり、もっと知りたいと感じたことを思いつくままに言ってもらった。

これがとても参考になった。説明不足や勝手な思い込みで書いていたところを見つけることができたし、常に読者をイメージして書く習慣がついた。

私は、たった1人でも読者が理解できない文章は、多くの人に読んでもらう価値はないと思っている。原稿に言葉がびっしりと並んだとしても、正しく分かりやすく書かれているとは限らない。自分の文章を客観的に分析する視点を、常に持たなくてはならない。

ライターの仕事は、「人にわかるように書く」ことだ。だから、「書いたら終わり」ではない。読み手が原稿の内容を理解して初めて、その目的を達成できるのである。